今日の朝、「夢をかなえるゾウ」を軽く本を読んでから出社しました。
この本は主人公とガネーシャ(神様)のストーリー形式で、成功するために必要な「29の課題」をこなして成功者になるっていう内容。1つの課題の内容が15ページ前後で書かれており、面白いやりとりの掛け合いであっという間に読めてしまいます。
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今日読んだところのストーリーはこんな感じです。
主人公はトイレ掃除からはじまった(前日のガネーシャからの課題が「トイレ掃除をする」)この日は、会社の自分のデスクの汚れが気になり、きれいに片付けたり、お礼のメールや得意先への電話など苦手とする作業も苦にならなかった。
充実した1日を送って帰り際に、同僚から「飲み」に誘われ、行った。
酔って帰った主人公はガネーシャに近寄り、「あなた、ぶっちゃけ、ニセモノでしょ!?」と、神様であることを疑う。それに対してガネーシャは「そんなこと言うてたらホンマにバチ当たるで」と忠告するも、悪酔は続き、そのまま眠りに落ちる。
翌朝、目を覚ますと両手両足をロープで縛られ体がベッドにぐるぐると巻かれ、身動きが取れない状態に。目の前には主人公に変身したガネーシャがいて、昨日のことにイチャモンをつける。
「なんであんなことになってしまうわけ?」と主人公に問い詰めると、
「同僚に誘われたんで…サラリーマンには付き合いというものがありまして」と主人公。
すると「ええか?まず、誘われて行くっちゅうことやねんけど、これって、要するに『反応』しとるっちゅうことやろ。分かるか?」
さらにガネーシャは「今から大事な話するから覚えとけや」と行ってタバコの煙を吐き出した。
ガネーシャは神様なんだけど、ヘビースモーカーです。
「世の中のほとんどの人間はなあ、『反応』して生きてんねや」
「『反応』ですか?」
「そうや。自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に『反応』しとるだけやん。親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司が『これやっとけ』言われるからそれをやって、とにかく反応して、反応して、反応して一生終えるんや。そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて計画立てて、その計画通りになるように自分から世界に働きかけていくんや。分かるか」
「もっと具体的に言おか。例えばその日のうちに自分がやらなあかんことがあるとするやん。夢とか目標とか、そういうの中心に毎日の生活組み立ててったら、飲みの誘い断ってたかもしれへんやん。でも自分は『誘われたから』いったんや。誘われた、という周囲からの働きかけに対して、反応して、流されたんや。そやろ?」
これ以降やりとりは続いていきます。
このガネーシャが言った『反応』って言葉、深い。
私はこの考え方を社会人2年目で手に入れました。
もともとアルコールが好きではないので、飲みの誘いは断っていることが多かったですが、これを機に断ることを躊躇しなくなりました。また完成形として飲み以外でも「誘われない」状態に持っていきました。
自分にとって大切だと思うものには『反応』し、自分にとっていらないものは完全にスルーする技術を習得できたことで、私は完全に孤立した。自分にとって重要なものは何かをいつも探すクセがつきました。
中学生の国語の授業で「夢をかなえるゾウ」を習っていたら、いい意味でもっと違った人生を歩んでいる人が多くいそうだなぁと思います。